春になると大学卒業後に新卒として、新社会人1年目に企業に勤務される方が多くなります。

大学の間にバイトされてお金を貯めている方もいますが、学業に専念して貯金するのは意外にも難しく、親の仕送りなどで生活されていた方も多くありませんか?

新入社員になると、勤務先の近くに引越しされたり、家具家電を購入したりなどでお金が必要になることが多くなって、親のお金ばかり頼ってもいられなくなります。ちょっとしたお金でも、使う頻度が多くなってしまうと、

所持金が少ない新入社員の方でも、お金を工面するためにカードローンを利用することも十分可能になっています。新入社員がカードローンを申し込む時に、抑えておくべきポイントが幾つかありますので、解説していきます。

新入社員がカードローン審査で必要なポイント

新社会人が、カードローンを申し込む時に抑えておく必要があるのは「年齢」と「勤続年数」の審査基準です。

新卒で新社会人になる方でも年齢は様々ですが、高校卒業されたばかりの社会人の方は「18歳」の方がほとんどになります。高校卒業後に短期大学や専門学校に行かれたり、大学卒業後に新社会人になる方は「20歳〜22歳」が多いはずです。

カードローンの申込条件には年齢制限があり、18歳以上から申し込めるカードローンがほとんどですので、高校卒業されたばかりの新社会人の方は申し込めないことがあります。

新卒の年齢層である若い方への社会的信用度はまだ低く、カードローン審査でも厳しく判断されやすい面があります。しかし、カードローン会社も新規顧客を獲得したいという気持ちもあるので、雇用形態が正社員などの安定性が高い場合は、審査に通りやすくなることもあります。

あと、新社会人の方が抑えるポイントは「勤続年数」の長さがネックになります。カードローン会社は「安定した収入」があることが審査基準になっているので、安定を判断する材料として勤続年数があります。

新社会人の必然的に勤続年数が短くなってしまうので、あまり良い評価を審査で受けにくいことになります。カードローンを急いで契約する必要がなければ、最低でも勤務されてから半年以上の勤続年数が経ってから、カードローンを申し込みすることが良いです。

新入社員や新社会人にオススメは「即日融資」と「無利息期間」

勤続年数が短い新社会人にオススメなカードローンは、審査基準のそれほど高くない消費者金融が良いと言えます。

消費者金融でも審査に落とされてしまうこともありますが、パートやアルバイトで審査に通ることも可能な消費者金融ですので、新社会人の方でも申し込みしやすくなっています。

あと、消費者金融は少額融資が受けやすく、初めから大きなお金が必要ない新入社員にとっては良い借入先となります。さらに、消費者金融の多くには無利息期間があるカードローンが多く、借入額が少なく期間内に完済出来るのであれば、利息を支払わずに利用することも可能です。

消費者金融の金利と無利息期間
消費者金融金利無利息期間
プロミス年4.5%〜17.8%30日間※1
アコム年3.0%〜18.0%30日間
アイフル年3.0%〜18.0%30日間
SMBCモビット年3.0%〜18.0%なし
レイク年4.5%〜18.0%Webで申込むと60日間or借入額5万円まで180日間※2※3
J.score(ジェイスコア)年0.8%〜12.0%※4なし
※1:WEB明細とメアド登録が必要
※2:契約額が1~200万円の方・初めてなら初回契約翌日から無利息・無利息期間経過後は通常金利適用・30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息は併用不可
※3:融資額1万円~500万円、年4.5%~18.0%、年齢20歳以上70歳以下の国内居住の方・自分用メールアドレスを持っている方、遅延損害金 年20.0%、返済方式 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング、返済期間・回数 最長8年・最大96回、担保・保証人不要
※4:年0.8%は、みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo! JAPANとの情報連携をを行ない、かつ一定の条件を満たす場合に限り適用

消費者金融の上限金利は「年18%まで」が多く、金利としては高めに設定されています。少額の借入で返済期間が短い利用であれば、金利はそれほど気にせずに利用しても大丈夫です。

さらに、消費者金融の場合は審査時間が「最短30分」が多く、早くお金が必要な新社会人にも利用しやすいカードローンになっています。

さらに、これからの新社会人の方に消費者金融がオススメ出来る理由として、カード発行のない「カードレス」の借り入れも出来ます。

カードレスのカードローンはプロミスやアイフルなどで利用できますが、スマホ1台で何でもされてしまう若い方にとって、カードが増えてしまうのは面倒なことです。わざわざカードを持ち歩く必要もありません。

スマホに公式アプリをダウンロードして、セブン銀行ATMを合わせて利用すれば、カードが無くても現金をATMから引き出すことが可能になっています。

カードが必要な新社会人でも、自宅にカードが届くまでにスマホで借り入れできるので、即日融資が簡単に行えるメリットもあります。

金利の低い銀行カードローンは審査が厳しい

銀行カードローンの金利と無利息期間
金融機関金利無利息期間
みずほ銀行年2.0%〜14.0%※なし
三井住友銀行年4.0%〜14.5%なし
三菱UFJ銀行年1.8%〜14.6%なし
住信SBIネット銀行年1.59%〜14.79%なし

※:住宅ローン利用で年0.5%引き下げ。引き下げ適用後金利「年1.5%〜13.5%」。

銀行カードローンには無利息期間がないことがほとんどですが、元からの金利が年15%以下と低いことが多く、長く利用することを考えると利息を抑えやすい特徴があります。

さらに、銀行カードローンの審査時間も最短翌営業日回答や3営業日ほどで分かるところが多くて早いのですが、審査基準が消費者金融と比較すると、非常に高くなってしまいます。

銀行カードローンの審査通過率は10%〜20%と言われていて、消費者金融の40%台の審査通過率を見ても審査に通りにくいことが分かります。特に、年齢が若く勤続年数が短い新入社員は厳しいことになるでしょう。

もし、勤続年数が半年以上になったときなど銀行カードローンを検討されるのであれば、口座開設の必要がない「三井住友銀行」がオススメと言えます。通帳が増えるなどの面倒も無くなり良いです。

ローン契約機がある銀行カードローンですので、その場で仮審査通過後にカード発行が出来ます。すぐには利用できませんが、本審査の結果で通ることが出来れば、発行されたカードが利用できるようになります。

わざわざ出向いて審査に落ちると時間のムダですので、あらかじめネット申込をされて本審査結果が分かってから、ローン契約機でカード発行すれば、すぐに利用できるようになります。

あと、口座開設をしても良いという方であれば、ネット銀行である「住信SBIネット銀行カードローン」もオススメになります。

私も住信SBIネット銀行を利用していますが、口座開設されても通帳は発行されません。全ての取引や残高確認もネット画面で確認出来るようになります。

奨学金返済のカードローン利用は要注意

給付型の奨学金制度が2017年に開始されましたが、ほとんどが貸付型の奨学金を利用されることになり、大学卒業後などの新社会人の方が奨学金の返済に困ってしまうことが多くあります。

銀行や国の教育ローンになると、返済義務があるのは契約者である親御さんになりますが、奨学金の契約者は学生本人になります。卒業後に給与から毎月支払っていくことになります。

毎月節約をして奨学金を返済する必要がありますが、一時的に出費が多くなってしまい、カードローンでお金を借りることは良いと思います。

しかし、節約もせずに初めからカードローンで奨学金の返済を考えてしまうのは、非常に危険な行為をしていることに気がついてください。

奨学金でも貸付になるので借金になります。借金をカードローンで肩代わりすることは、多重債務の始まりになっています。多重債務をしていることに気づかない新社会人の方が多くなっています。

まとめ

新入社員や新社会人の方でも、消費者金融などでお金を借りることは可能で、会社の付き合いや必要な日用品を購入するためのお金であれば、十分に利用する価値はあります。

しかしカードローンは借金ですので、ムダにお金を借りてしまったり、奨学金などの借金の返済のためのカードローン利用は危険です。

親御さんなどの少し頼ってしまうことも良いですし、必要最低限の借り入れに抑えておくことが、初めてカードローンを利用する心構えにしておきましょう。