お金を業者から借りようと思った時に思い浮かべるのが、消費者金融と銀行カードローンが多いです。

ハテナ

どっちも知ってるけど、消費者金融と銀行カードローンって一体何が違うの?

2つのカードローンの違いが分からず、申し込みを悩む方も多いですので、分かりやすい違いを下のヒョウにまとめました。

銀行・消費者金融の比較
比較項目消費者金融銀行
審査時間最短30分〜1時間翌営業日以降
審査基準の高さ低め高い
最大限度額300万円~500万円500万円~1000万円
金利年3%台~18%年2%台~14%台
総量規制対象対象外
ATM手数料有料無料(有料もあり)
保証人不要保証会社が保証

表を見ただけでは、消費者金融と銀行カードローンの違いの内容が分からない方がいるはずですので、1つずつ解説していきます。

大きな違いを比較

カードローンを利用されている方でも知らないことが多いのが、消費者金融と銀行カードローンでは適用される法律が違うことです。

消費者金融は「貸金業法」、銀行は「銀行法」と全く違う法律です。

適用される法律が違うと、同じお金を貸すことでも違った内容になってきます。

総量規制の影響で消費者金融は少額融資

最大限度額は、消費者金融は800万円までが多く、銀行カードローンは「800万円〜1,000万円」があります。

消費者金融の方が限度額が少なくなっていますが、それが理由で少額融資に向いているのが消費者金融だとはなりません。

消費者金融は総量規制の対象となり、年収3分の1以上は借りることが出来ません。それに、50万円を超える限度額には収入証明書が必要になっています。

ですので、50万円を超える限度額は契約しづらくなっています。

銀行カードローンは総量規制の対象外なので、50万円を超える契約でも比較的やりやすい特徴があります。

審査時間が早いのは消費者金融

オペレーター

審査時間が早くて、申込当日中に回答されるのは消費者金融です。

消費者金融審査時間最短融資時間
プロミス最短20分※最短20分※
アコム30分1時間
アイフル30分1時間
SMBCモビット30分当日中
レイク最短15秒で申込完了画面に表示当日中

※申し込みの時間帯・曜日で審査時間は変わってきます。翌日以降や翌営業日になります。

大手消費者金融は、審査時間が短くて即日融資が出来る特徴があります。

銀行カードローンは即日融資が出来ないカードローンなので、申し込んだ当日に借りることは出来ません。

審査に通りやすいのは消費者金融

ハテナ

同じカードローンでも、審査の基準は消費者金融と銀行カードローンで違うの?

お金を貸すということは「貸しても大丈夫」と調べるために審査を行います。消費者金融でも銀行カードローンでも同じです。

しかし、消費者金融と銀行カードローンの審査基準は違います。審査通過率や成約率と言われている数値ではかなり差があります。

消費者金融と比べると銀行カードローンの審査は厳しくなり、ある程度の収入が安定していないと審査に通るのは難しくなります。

消費者金融は銀行カードローンより金利は高いので、なるべく利用者を多くするために、審査に比較的通りやすくなっています。

ATM手数料が少ないのは銀行カードローン

口座に振込みで借りる方も多いと思いますが、外出中に手元に現金が必要になった時はローンカードを使って、コンビニなどの提携ATMで借りるのが非常に便利です。特に、土日の休みの時は振込の借入出来ないので、さらにオススメな借り方です。よう

オペレーター

ですが、コンビニATMなど提携ATMで直接借りるときは、ATM手数料が発生してしまいます。

消費者金融も銀行カードローンもほとんどのコンビニATMと提携しているので、便利に使えるのは同じですが、銀行カードローンの方がATM手数料が発生しないことが多いです。

大手消費者金融であれば自社ATMを用意しているので手数料も発生しませんが、自動契約機と併設されていますが台数はそれほど多くありません。

なので、消費者金融ではコンビニATMを使うことが多くなります。

銀行カードローンは、コンビニATMを利用するときに手数料が発生しない場合が非常に多く、自行ATMも手数料が無料がほとんどです。

手数料は1万円以下で108円、1万円超で216円かかるのが一般的なので、月に借入と返済で2回利用すると400円の手数料が発生することもあります。

消費者金融でも同一の銀行グループの銀行ATMは手数料無料になることもある

消費者金融も銀行グループに入っていることが多くなっていますが、同じ銀行グループのATMは手数料が発生しないところもあります。

プロミスとSMBCモビットはSMBCグループで同じの三井住友銀行ATMは、手数料無料になります。わざわざプロミスATMに行かなくても手数料を抑えやすくなっています。

消費者金融・銀行カードローン共に保証人不要

保証人は、借り主が万が一に返済できないことになると、代わりに返済をすることになりますが、消費者金融も銀行カードローンも保証人を立てる必要はないです。

カードローンは保証人が不要なので、手続きが簡単で借りやすいメリットがあります。

しかし少しだけ違いがあるのが、銀行カードローンは保証会社から保証を受けられることが条件になっています。

オペレーター

難しく書きましたが、保証会社の審査を受けて貸しても大丈夫となるのが保証を受けられる方になります。

銀行カードローンだけが保証会社の審査が必要になっていますが、保証会社は消費者金融や信販会社が請け負っています。

審査は消費者金融が行いますが、銀行カードローンの審査は通常の消費者金融の審査よりは厳しくなります。

消費者金融と銀行カードローンの細かな違い

目に見えて大きな違いがある消費者金融と銀行カードローンを解説しましたが、意外と知らない方も多い細かな違いも解説したいと思います。

細かな違い
  • 少額融資と大口融資の違い
  • 借り主の状況別

カードローンを利用したいと思う方の状況で、消費者金融と銀行カードローンの違いでオススメできるのが変わります。

10万円までの少額融資は消費者金融

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上の項目でも出てきた「総量規制」によって、大きな融資額を借りにくいのが消費者金融です。

大口融資が受けにくくても、10万円前後の少額融資であれば、審査の早い消費者金融がオススメで、無利息期間も大手であれば一定期間で利用できるので、利息をかなり抑えることも可能です。

一括返済出来る金額であれば、利息0で返済することも出来ます。

50万円以上の大口融資は銀行カードローン

銀行カードローンは総量規制の対象外なので、比較的高額な融資を受けやすいカードローンです。

銀行カードローンは無利息期間がないことが一般的ですが、そもそもの金利が低く設定されているので、高額融資で長期間返済する必要が合っても、消費者金融より利息を抑えやすくなります。

年収や返済能力に見合った限度額になりますが、50万円超を契約しやすく、私が地銀カードローンを契約した時は「限度額100万円」の審査に通ることが出来ました。

銀行カードローンも限度額が少なくなりやすい

2017年〜2018年に問題になった「銀行カードローンの過剰貸付」があって、銀行カードローンの審査がより厳しくなりました。

その時から、銀行カードローンの収入証明書の提出が必要になる限度額が低くなったので、高額な融資が受けづらくなっています。

それでも総量規制の対象外に変わりないので、年収3分の1以上を借りることは今でも可能になっています。

消費者金融と銀行カードローンの違いのまとめ

どちらもお金を借りるのは一緒ですが、正反対の特徴で全く違う特徴があるカードローンです。

早く少ない金額を借りたい時は、消費者金融を選べば間違いありません。少々金利が高くても、返済期間が短ければ銀行カードローンとそれほど利息に違いがあるとは言えません。

総量規制以上に借りたい場合は銀行カードローンを選ぶ必要がありますが、すでに借り入れがあると審査は厳しくなるので、落とされる可能性が高くなると思ってください。