アコムで借りるとヤバいんでしょ!?」「取り立ては怖いお兄さんが来るの?」など、アコムを申し込む前に不安に思ってしまい、口コミや評判を参考にする場合も多いでしょう。

しかし、夜中のテレビCMでよく見かけるアコムは、有名な大手消費者金融の1つであり、お金に困ったときはアコムで借入を検討する人は多いです。

さらに、アコムのカードローンの利用者数は約150万人あり、プロミスとSMBCモビットを合わせたSMBCコンシューマーファイナンスの利用者数でも約139万人です。
※2021年1月時点

それだけ人気のあるアコムを利用して大丈夫かという不安を解消するため、特徴や審査について詳しく解説します。

アコムはヤバいと言われる理由

アコムをどうしてもヤバい会社だと考えてしまう人はいますが、次の3つが主な理由です。

  • 闇金業者なのでは?
  • 法外な利息が取られそう
  • 違法な取り立てで怖そう

上記の理由のどれも根も葉もないことばかりで、アコムは安心して借り入れできる消費者金融です。

そこで、アコムはヤバい会社ではないことを証明するために、1つずつ利用を解説します。

アコムはサラ金だったが闇金ではない

アコムは闇金だ」と思い込んでいるのは、消費者金融=闇金業者だと決めつけているからです。

しかし、アコムは闇金業者ではありません。

闇金業者というのは、どこへも届け出を出さずに闇で営業している業者であり、違法な融資を行っている悪徳業者です。

アコムは貸金業者として国に申請して認められた正式な消費者金融であり、日本貸金協会会員でもあります。次がアコムの登録番号です。

アコムの登録番号
登録先登録番号
国(都道府県知事)関東財務局長(14)第00022号
日本貸金業協会日本貸金業協会会員 000002号

貸金業者としての登録期間は3年で更新する必要があり、アコムは13回目の更新手続きしているので、少なくとも36年は消費者金融として営業している証拠です。

しかし、アコムの前身が貸付していた1970年代ごろは、消費者金融という言葉が無く、サラ金と言われていた時代です。

サラ金とは、男性サラリーマンを主な貸付対象とした金融業者である「サラリーマン金融」の略語で、アコムを含む大手や中小の貸金業者すべてのことを指しています。

あまり良くない貸金業者や闇金業者もサラ金と言われていた時代だったので、サラ金という言葉に良くない印象が付きました。

サラ金はのちに消費者金融と名前を変えたことで、「消費者金融も闇金だ」と言われ、「アコムは闇金じゃないのか」と勘違いされがちです。

ですが、アコムは日本最大級メガバンクの三菱UFJ銀行と同じ三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員でもあります。

アコムが闇金業者なら銀行グループに属するのは不可能であり、安全に安心して借り入れできる消費者金融だということです。

法外な利息を取られる

アコムで借金をすると、法律で決められた以上の多くの利息が取られると、勘違いしている人が今でもいます。

なぜなら、2006年以前にアコムに限らず、大手や中小の消費者金融のほとんどが、罰則の無い利息制限法を超える上限金利で運営していたからです。

当時は、罰則ありの出資法よりも低いグレーゾーン金利での融資であり、みなし弁済として認められた利息だったため、消費者金融=高利貸しというイメージだけでとどまっていました。

しかし、2006年の最高裁判所でみなし弁済が認められない判決が出たことで、グレーゾーン金利が社会問題となり、法改正によってグレーゾーン金利は撤廃されました。

違法なグレーゾーン金利で貸付していたアコムを含む消費者金融は「闇金だ」というイメージが付き、今でもアコムが法外な利息を取ると思っているようです。

現在、アコムは利息制限法の上限金利内で融資しているので、法外な利息を取られる心配はないので安心して借り入れできます。

違法な取り立てがあって怖い

アコムの返済が少しでも遅れると、怖い取り立てが行われると思っている人もいますが、違法な取り立て行為は禁止されているので安心です。

違法な闇金業者が、場所や時間など関係なく行う悪質な取り立て行為が問題となり、貸金業法改正で厳格化されました。

悪質な取り立て行為として禁止されている主な内容は、次のとおりです。

  • 不当な理由なく、夜9時~朝8時や指定時間外の連絡や訪問などの行為
  • 自宅以外への連絡や訪問などの行為
  • 返済するための借入や債務者以外に返済を要求する行為
  • 大声や暴言・暴力的な行為

取り立て行為が厳格化されたからといっても、返済が遅れるとアコムから取り立てされることはあります。

しかし、いきなりアコムの担当者が自宅へ取り立てに来ることはなく、まずは登録した携帯電話番号に連絡があり、無視したり連絡が取れなければ督促状などが届く流れです。

昔の任侠映画や金融ドラマのような怖いお兄さんが、アコムから送られてくることは無いので安心して借り入れしてください。

アコムの特徴

アコムは安全でヤバくないと分かったところで、どういった特徴があるのか解説します。

アコムの特徴には、メリットとデメリットがあり、利用が向いている人と向いていない人があるので、合わせて紹介します。

メリット

アコムのメリットは、次のとおりです。

  • 審査時間が最短30分
  • 即日融資が可能
  • 無利息サービスがある
  • 利便性が高い

アコムは、最短30分で審査結果が分かるほど早く、当日中に審査通過できれば即日融資も可能です。

大手消費者金融でよくある無利息サービスは、アコムでも利用できるサービスなので、利息を抑えたいと考えている人に向いています。

借入方法や返済方法は一通り揃っているアコムなので、お金が必要な時にすぐに借入できたり、返したいときに返済できる利便性は高いのでおすすめです。

デメリット

アコムのデメリットは、次のとおりです。

  • 金利が高い
  • カードレス契約がない

アコムの金利は、銀行カードローンと比較すると年3%以上高い場合があり、金利を重視したい人には向いていないでしょう。

プロミスやSMBCモビット、レイクALSAなど大手消費者金融がカードレス契約が利用できる中、アコムはカードが必ず発行される契約しかできません。

その為、インターネット契約した場合は、後日、アコムカードと契約書類などが自宅へ郵送で届くことになるので、家族にバレないようにしておきましょう。

あとは、自動契約機(むじんくん)で契約すれば、郵送物は届きません。

アコムの審査について

アコムの審査に通過できなければ契約手続きはできませんので、審査について知っておくべきことだけに絞って解説します。

より詳しい情報を知りたい場合は、関連記事を参考にしてください。

他社より審査は厳しいのか?

アコムの審査基準は公表されていませんが、貸付条件はアコム公式サイトで次のように書かれています。

  • 成人以上
  • 安定した収入がある
  • 返済能力を有する

上記の3つの貸付条件から、アコムの審査が厳しいと判断できる内容は無く、他社の消費者金融と条件はほぼ変わりません。

アコムの審査が厳しいか判断する材料として、新規申込者がどれだけ審査に通過できたか分かる「審査通過率」があります。

消費者金融の審査通過率(2021年1月時点)
消費者金融審査通過率
アコム39.6%
プロミス33.9%
アイフル39.0%
レイクALSA33.1%

※出典:アコム「2021年1月末マンスリーレポート」※出典:SMBCコンシューマーファイナンス「月次営業指標 2021年3月期」※出典:アイフル「月次推移 マンスリーデータ(2020年4月~2021年3月)」※出典:新生銀行「四半期データブック 2020年12月末」

アコムの審査通過率は他社と比較すると高い数値なので「審査が甘い」と言いたい気持ちもありますが、飛びぬけた数値でもなく、約60%の申込者が審査落ちしているので審査は厳しいとも言えます。

アコムの審査に落ちる人の特徴は、次のとおりです。

  • 収入が安定していない
  • 他社の借入状況が悪い
  • 信用情報にキズがある
  • 申込情報や提出書類に不備やウソがある

上記の内容に当てはまる項目が1つでもあれば、審査に落ちる可能性が高くなります。

審査時に提出する書類

アコムを申し込むと決めたなら、審査で必要な書類である本人確認書類収入証明書を用意しておきましょう。

アコムだけをヤバい消費者金融だと考えるだけなく、申込者も本人である証明と安定した収入がある証明をしなければダメです。

アコムで提出する書類
必要書類種類
本人確認書類
  • 運転免許証(表と裏)
  • 保険証(表と裏)
  • パスポート(写真と住所記載分)
  • マイナンバーカード(表のみ)
収入証明書
  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書

※本籍地やマイナンバー記載箇所は、見えないよう加工してから提出

本人確認書類は、運転免許証を提出するよう求めていますが、他の書類でも代用可能です。ですが、書類の提出箇所を間違うと不備になってしまう点は注意してください。

アコムの収入証明書は、次の条件を満たさなければ、基本的に提出不要です。

  • 希望限度額が50万円を超える
  • 他社借入残高と希望限度額の合計が100万円を超える

少ない限度額を希望しても、アコムから収入証明書の提出を求められるケースもあるので、用意しておいて損はありません。

アコムで即日融資する流れ

アコムから即日融資で借入したいなら、インターネット電話で申し込みするのがおすすめです。

特に、スマホやPCから申し込みできるインターネットは手軽で、次の流れで即日融資が受けられます。

  1. アコム公式サイトから申し込む
  2. 審査開始
  3. 申込情報から仮審査結果の連絡
  4. 必要書類の提出
  5. 在籍確認
  6. 本審査結果の連絡
  7. ネット契約完了後、即日融資で借入

即日融資する借入方法を、振込キャッシングで考えているなら上記の流れで大丈夫です。

しかし、アコムATMや提携ATMで借入する場合は、ネット契約ではなく自動契約機(むじんくん)で契約して、その場でカードを受け取るようにしてください。

ネット契約では、アコムのローンカードが後日、郵送されるので即日融資に間に合わないからです。

審査時間が遅いと即日融資できない

アコムの審査に時間がかかったり、申し込む時間が遅いと即日融資できない可能性が高くなります。

アコムの審査は最短30分で結果が分かりますが、次の理由で審査が長引くケースがあります。

  • 申込内容と提出書類に相違がある
  • 在籍確認が取れない
  • 他社借入が多い

審査が遅くなる原因が1つでもあれば、審査結果が出るまで1時間以上かかることもあります

さらに、アコムの審査時間は朝9時から夜21時までなので、遅い時間帯に申し込んでしまうと、申込当日中に審査結果が出ずに翌日まで待たなければいけません。

アコムの審査は長引くものと考えて、遅くとも夜19時までに申し込むようにすれば、即日融資が受けられる可能性も高くなります。

どうしても審査に時間をかけたくないなら、遅くなる原因を1つでも減らして申し込むことです。

アコムの金利は正直高いのか?

アコムの金利が高いとデメリットでも紹介しましたが、銀行カードローンの金利と比較した場合のことで、消費者金融の金利とは比較していません。

そこで、アコムと他の消費者金融の金利と限度額を合わせて、次の表で比較しました。

消費者金融の金利と限度額
消費者金融金利(実質年率)限度額
アコム年3.0%~18.0%800万円
プロミス年4.5%~17.8%500万円
アイフル年3.0%~18.0%800万円
SMBCモビット年3.0%~18.0%800万円
レイクALSA年4.5%~18.0%500万円

表を見て「金利に差がない」と感じたと思いますが、その通りで、消費者金融の中で大きな金利の違いはなく、アコムの金利が高いとは言えません。

金利で大きな違いがあるとすれば、年3.0%と年4.5%の下限金利です。

しかし、年3.0%の契約が可能なアコムなどの最大限度額は800万円、年4.5%の契約が可能なプロミスなどは最大限度額は500万円なので、限度額が大きくなれば金利が低いのは当たり前です。

そもそもアコムの限度額800万円を契約できるのは、総量規制の関係で最低でも年収2,400万円は必要です。

アコムの金利が正直高いとは言えず、消費者金融の中で借入を検討しているなら金利を比較しても意味がありません。

金利は20万円や50万円借りても一緒

アコムからの借りる金額が大きくなると、金利が下がるイメージを抱く人は多いでしょう。

しかし、少し借入金額が増えたとしても金利は一緒の可能性が高いです。

アコムの金利は年3.0%~18.0%ですが、で契約した限度額に対する金利は下記のとおりです。

アコムの適用金利一覧
契約限度額(極度額)適用金利
1万円~99万円年7.7%~18.0%
100万円~300万円年7.7%~15.0%
301万円~500万円年4.7%~7.7%
501万円~800万円年3.0%~4.7%

上の表から分かるように、契約限度額が99万円以下であれば適用金利の範囲は一緒です。

さらに、初回契約時の金利は上限金利が適用されるのが一般的なので、限度額20万円の人と限度額50万円の人の適用金利を比較しても、年18.0%の一緒の金利になる可能性が最も高いです。

無利息サービスで一定期間は金利0円になる

アコムには無利息サービスがあり、最大30日間は金利が0円です。

しかし、アコムの無利息サービスを利用する上で、次の2つの注意点があります。

  • アコムの新規契約者である
  • 契約日の翌日からサービス開始

無利息サービスが契約のたびに利用できると、契約と再申し込みを繰り返してしまうので、アコムを初めて契約した人しか適用されません。

無利息期間が適用されるのは契約日翌日からなので、初回借入日の翌日と勘違いしないでください。

一度も借入してない契約者でも、30日間の無利息サービスは消化されているので、1日でも無駄にしたくない場合は、借入する予定日近くに契約できるよう申し込みましょう。

アコムの返済について

アコムの返済について事前に把握しておく方が、借入してからでは焦ってしまいます。

ここでは大まかな返済方法と返済日について解説します。

返済方法

アコムの返済方法は、次のとおりです。

  • 口座振替
  • インターネット返済
  • アコムATM
  • 提携ATM
  • 店頭窓口
  • 指定銀行口座へ振込

手数料無料で返済するなら「口座振替」「インターネット返済」「アコムATM」の3つがおすすめです。

店頭窓口も手数料無料ですが、店舗数が少なく利便性が低いのでおすすめできません。

あと、口座振替が開始されるのは、手続きから2ヶ月~3ヶ月必要なので注意しましょう。

ATMで返済するならアコムATMが良いですが、設置台数は全国に約1,000台と多くありません。

コンビニATMや銀行ATMの提携ATMなら、全国に約5万台あり利便性は高いですが、手数料が有料なのでここぞというポイントだけで利用しましょう。

返済日

アコムの返済日の決め方は、毎月返済期日が変動する「35日ごと」と、毎月の返済期日を固定する「毎月指定期日」の2つから選びます。

前回の返済日から35日以内の都合の良い日に返済したいなら「35日ごと」がおすすめで、返済日を忘れたくないや返済遅れを防ぎたいなら「毎月指定期日」がおすすめです。

口座振替で返済する場合、毎月指定期日しか選択できず、返済日は6日のみとなるので注意してください。

返済金額

アコムに支払う毎月の返済金額は、一例として下記の表にまとめました。

返済金額
借入残高(最終)返済金額
1万円1,000円
3万円2,000円
5万円3,000円
10万円5,000円
30万円13,000円
50万円15,000円

※一定の割合:契約限度額30万円以下は4.2%、50万円は3.0%で算出

10万円借りたとしても、毎月5,000円ずつアコムに返済すれば完済できます。

ハテナ

どうやって返済金額を決めるの?

アコムの返済金額を決める返済方式は「定率リボルビング方式」といい、「最終借入残高×一定の割合」の計算式から算出された金額が毎月の返済金額となります。

一定の割合は、契約した限度額によって決まるように設定されています。

一定の割合
契約限度額一定の割合
30万円以下借入残高の4.2%以上
30万円超 100万円以下借入残高の3.0%以上
100万円超
  • 借入残高の3.0%以上
  • 借入残高の2.5%以上
  • 借入残高の2.0%以上
  • 借入残高の1.5%以上

契約した限度額を確認して、最終に借入した残高に一定の割合をかければ、現在の毎月の返済金額が分かります。

アコムの評判をまとめた口コミ集

アコムの評判が書かれた口コミを、次のようにまとめました。

安心で安全に借りれる消費者金融

ゆうきさん雇用形態:正社員/310万円年齢:20代・男性
20代〜40代男性口コミ
メインバンクとして利用している三菱UFJ銀行と同じグループのアコムなので、申し込みました。
「銀行カードローンの審査は通らないだろう」と思ったのも、アコムを選んだ理由ですが、やはり安全なところで借りたいのが本音です。
契約限度額20万円
利便性5.0
満足度5.0

学生バイトでも借りれた

まいこさん雇用形態:アルバイト/年収130万円年齢:20代・女性
20代女性の口コミ
学生でもお金を借りれるか心配だったのですが、アコムは学生も契約できると書かれていたので申し込んでみました。
無事、アコムの審査通り、希望通りの限度額が契約できたので良かったです。
契約限度額10万円
利便性5.0
満足度5.0

審査が早いのがおすすめ

かつやさん雇用形態:正社員/420万円年齢:40代・男性
30代〜40代男性の口コミ
審査が早いよって友人が勧めてくれたので、早く借入したい私は、すぐにスマホで申し込んでみました。
50分ぐらいで審査結果の連絡が来たので、今日中に借りることができたので助かりました。
契約限度額40万円
利便性5.0
満足度5.0

アコム以外の消費者金融を検討しても良い

アコムはヤバくない消費者金融だと解説してきましたが、どうしても信用できないと感じてしまう人もいるはずです。

しかし、「お金を借りなければダメだ」という人は、他の消費者金融から借入すると良いです。

大手消費者金融であれば信用できますし、アコムと同じぐらいの利便性があるので不便は感じません。

プロミス

私も利用しているプロミスですが、利用していて不便に感じる点は無く、本当におすすめできる消費者金融です。

プロミスをおすすめできる点は、次のとおりです。

  • 30日無利息が借入日翌日から
  • 実質年率が年17.8%で低い

アコムの無利息サービスは契約日翌日から適用開始ですが、プロミスは借入日翌日から適用になるので、サービス期間をムダに消費することがありません。

金利は、アコムより僅かですが年0.2%低いので、長期間借入する計画であればプロミスの方が良いでしょう。

レイクALSA

アコムやプロミスほどの利用者数ではありませんが、銀行カードローンから消費者金融に変わることで利用者数を伸ばしています。

レイクALSAの利用者が増えている理由の1つに無利息サービスがあり、アコムやプロミスより無利息適用期間が長いのが特徴です。

  • WEB申込限定で最大60日間の無利息サービス
  • 借入額5万円までなら最大180日間無利息

「WEBで申し込んで長い無利息サービスを受けたい」「少ない借入額でなるべく利息を払いたくない」と考えている人なら、確実にレイクALSAがおすすめです。