カードローンでお金を借りる時に、他人名義であるカードローンでお金を借りる行為は出来ますが、その他人名義で借りる行為は犯罪行為となっており、処罰される対象になってしまいます。
手持ちのお金が少なくなり、給料日までの生活費などのお金が必要になり、比較的お金が借りやすいカードローンを利用する人は多いです。
しかし、カードローンを利用するには、カードローンの申し込みをして審査に通り契約が出来てから、カードローンの利用が出来ます。このカードローン自体申し込む事が億劫(おっくう)に感じる方もいますし、さらに、カードローンの審査に落ちた方も、やはりいます。
カードローン会社は、申込者を審査した上で返済能力があると判断して、契約を結んでいます。そのカードローンを他人が使用する事はおかしな事です。
カードローンの審査に通ることが出来なかった人は、返済能力がないと判断されている事になります。その人が、お金に困って他人名義のカードローンを利用したとしても、カードローンの名義の方への返済は滞ることが多いです。
カードローンの返済が出来なければ、最終的には契約者本人が返済せざるおえないです。
カードローンだけでなく、クレジットカードでも同じ事です。他人名義のクレジットカードでショッピングをする事は、犯罪行為です。
以前に他人のクレジットカードで給油した人が詐欺罪に問われた事もあります。
名義貸しの承諾があっても犯罪行為
最近では、街中やネットでショッピングする場合に、クレジットカードで決済すると、ポイントがたまる事が当たり前になっています。親の名義や付き合っている方のクレジットカードで、ポイントをなるべく1つにまとめたい為に使うことも多いですが、それも実際は契約違反にあたります。
クレジットカードやカードローンの契約書類には、「契約者本人以外の使用は禁止」と必ず書かれています。契約違反があれば、そのクレジットカードやカードローンの使用は停止される可能性が高くなります。
カードローンなら、ある程度の安定した収入があれば審査に通ることは可能になっており、申込を躊躇されている方でも、申し込みされた方が友人などに迷惑を掛けないですみます。
クレジットカードなら、家族カードなどがあり、18歳以上で生計が一緒の配偶者なら、簡単に作れるようになっているのが通常です。
他人名義でカードローンを申し込む事は出来るの?
現在のカードローンの申込方法は、ネット申込などの店頭に出向くことなく申し込みが出来るようになっているので、他人を装ってカードローンを申し込むことは、意外と簡単に出来るようになっています。
しかし、他人を装って申し込むこと自体が犯罪行為になっているので、親族の名義でも利用できないようになっています。
さらに、他人名義のカードローンを申し込むためには、幾つかのハードルがあり、簡単に申し込み出来ないようになっています。
申込情報を正確に書けない
カードローンを申し込む時には、借りたいだけの金額を入力すれば良いだけではありません。申込者の「氏名」「生年月日」「勤務先」「勤続年数」「年収」「他社の借入状況」など、他にも多くの情報を記入しなければいけません。
名前や生年月日などは他人でも分かることがありますが、個人情報すべてを把握している友人はいないはずです。申込情報に不備があれば、審査に通ることは出来ません。
しかし、他人は個人情報が分からなくても、親族や配偶者であれば、正確に申込情報を入力することは、意外と容易に出来る可能性は高いです。申込情報を入力することが出来れば、一応ですが審査されることになります。
ですので、意外と親子関係や配偶者の他人名義のカードローンの申し込みは多いようです。
さらに、親族のカードローン申込で審査に通ることが出来る事もあるようですが、稀なケースです。年収や勤務先や住所などは、家族なら分かることですし、印鑑などの用意もしやすいからです。
本人確認書類の提出が出来ない
カードローンの申し込みに不備がなければ、仮審査などが行われ、その後に、申込者が本人である確認が行われるので「本人確認書類」の提出が必要になります。
本人確認書類は「運転免許証」の提出が通常ですが、他人が契約者となる運転免許証を用意することは非常に難しいハードルでしょう。運転免許証以外にも、パスポートや個人番号カードでも代用できるようになっていますが、それも難しい話です。
健康保険証も用意することが難しい書類ですが、さらに顔写真のない健康保険証などは、もう1枚の住民票や現住所が記載されている公共料金の領収書などが必要ですので、他人は用意できないはずです。
しかし家族であれば、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類の用意は簡単に出来る可能性は高いです。
スマホでカードローンを申し込まれる方であれば、本人確認書類の提出も、スマホからアップロード出来るカードローンが多くなっているので、カメラ機能で簡単に撮影することが出来ます。
上でも出てきたように、家族などの近い身内であれば、他人名義でカードローンを申し込みやすいと言えます。
在籍確認でバレてしまう
勤務先へ申込者が働いている確認が行われる「在籍確認」がありますが、在籍確認は必ず電話連絡で行われます。
在籍確認や本人に契約確認の連絡などですぐにバレる事になりますし、返済出来なければすぐに連絡が来る事になります。
他人が万が一申込情報を正確に書けたとしても、在籍確認に本人が出ると、なぜ電話がかかってくるのか怪しまれることは確実です。
まとめ
カードローンは申込者本人以外が、簡単に申し込みできないように何重にも防止策が設けられています。書類を偽造したり、契約者を騙してお金を借りたりすることは犯罪行為で、重い罪に問われることになります。
どうしてもお金が必要な場合は、自ら仕事を探して収入を得ることが必要ですし、収入が安定していれば、他人名義のカードローンではなく、契約者本人としてカードローンを申し込むことが出来るようになります。
間違っても、犯罪には手を出さないようにしましょう。