カードローンの電話勧誘の断り方

プロミスやアコム、アイフルの消費者金融や銀行カードローンから、しつこい電話連絡が頻繁にあり困ったことはありませんか?

カードローン契約後は営業や増額を勧める勧誘の連絡がありますが、契約前にも電話連絡があります。

仕事中などしつこい電話があると困りますが、しつこく電話がかかってくる時期には特徴があり、電話の簡単な断り方もあります。

契約前の電話は断れない

私がプロミスを契約したのが年末押し迫った時期でしたので、申し込み理由が「年末年始の急な出費など、万が一の備え」でした。

カードローンの契約前などに、使用目的の確認をされることがあります。使用目的は自由ですが「ギャンブルの穴埋め」「多額の借金の返済」など、良いイメージを与えない目的だと審査に通る可能性がなくなってしまう事もあります。

このような申込後に電話連絡があるのは「本人確認」のための電話なので、絶対に断ることはできません。一度きりしかかかってこない電話なので断る必要もないです。

あと申込後から契約までの間にかかる電話は「勤務先への在籍確認」「自宅電話の確認」の2回ぐらいです。契約前の電話は、カードローンの審査で必要な連絡なので素直に対応するようにしてください。

契約後にしつこい勧誘方法とタイミング

消費者金融からの勧誘は利用者からしてみると不意のタイミングかもしれませんが、カードローンの担当者はタイミングを見計らって勧誘してきます。

貸金業者が勧誘してくる方法は基本的に電話連絡で、次がよく勧誘してくる内容です。

勧誘の電話連絡
  1. 出費が重なる大型連休や繁忙期前後
  2. 限度額の増額などの勧誘
  3. 新たなローン商品の勧誘

パターン1:繁忙期前後の借り入れを勧誘する目的

私も経験した1つ目の勧誘が借り入れを勧めてくる電話です。

今まで利用されている人はもちろん、私のように万が一の備えで利用されていない人にも、カードローンの利用を勧める連絡です。新たなカードローン利用者拡大の一環です。

特に、借り入れを勧誘の電話が増えるのが、「年明け後」「ゴールデンウィーク前」などの大型連休の前後が多いですね。

12月にボーナスが入り懐事情は潤っているのですが、年明けしたあとは「ボーナス払い」や「年度末」などの必要資金が増える時期になります。

年度末の前後は卒園・卒業から引っ越し、さらに入園・入学と行事は多くなる時期ですので、カードローン会社も勧誘をする必要が出てきます。

しかし「借り入れしてくださいね!!」というような直接的な勧誘はありません。「融資枠に余裕がありますので、必要な時にどうぞ」的な曖昧な表現で勧めてくる程度です。

パターン2:限度額増額の勧誘が目的

契約したカードローンの利用が繰り返されて、悪質な返済の遅延がない利用者にある電話が「限度額増額の勧誘」です。

今契約している限度額を拡大し契約者の借り入れ額が増えることが目的で、さらに金利の引き下げも実施されることも多く、契約者もカードローンが利用しやすいメリットがあります。

限度額増額の電話連絡が、金融機関や消費者金融からあるのは大変稀なことで、契約者に大きな信用がある証拠になります。

別に大きな借り入れを目的としていないのであれば、その場で断ることも出来ますが、金利を下げられるメリットは大変ありがたいことです。

消費者金融であれば、年18%で契約されている方が多いはずですが、もし限度額100万円となると利息制限法にもありますが、必然的に年15%になります。もしかすると、それ以上に金利が下がる可能性もあります。

年18%で10万円を30日間借りた利息は「1,479円」になりますが、年15%の金利では「1,232円」になります。もっと金利が下がれば、利息もさらに少なくなるわけです。

今までに、悪質な返済の遅れがある方には、限度額増額の電話連絡はありません。限度額を大きくし、借りるだけ借りられて返済されない状況になるのは、カードローン会社には大きな損害になります。

パターン3:おまとめローンや違ったローン商品に切り替えの勧誘

同じカードローン会社でも、数種類のローン商品を揃えていることがほとんどです。

よくあるのが複数の借入先をまとめる「おまとめローン」への切り替えや、事業されている方なら「事業者ローン」への切り替えです。

与信審査で他社のカードローンにも借り入れがあることが分かれば、信用できる利用者にはおまとめローンを勧誘するケースが多いです。

おまとめローンを勧誘する会社は、利用者の借入額が増えるので利息の収益が増やせるメリットがあります。利用者もおまとめローンで金利が下がればメリットにもなります。

おまとめローンと聞くと銀行カードローンを思い浮かべる方も多いですが、消費者金融のアイフルやプロミスやアコムでも、「貸金業法に基づくおまとめローン」があります。

私にあった契約後の利用状況確認

私は無事にカードローンを契約することが出来ましたので、いつでも万が一に備えていました。しかし、年末年始に思ったほどお金が出て行くこともなく、借り入れる機会はありませんでした。

そのまま3月頃になり、プロミスから電話連絡が携帯の方にありました。

電話連絡の内容は「契約後の借り入れはありませんが、大丈夫でしたか?」という内容でした。3月~5月は出費が多くなる時期ですので、借り入れを勧めてくる勧誘ですね。

私は「今は大丈夫です」と断りを入れたので、その後の勧誘の連絡はありませんでした。

カードローンの勧誘は違法?しつこい電話の断り方

初めでも書きましたが、消費者金融や利用しているカードローンから電話がかかってくるとビックリしますよね。それがましてや勧誘となると、困りますよね。

実際に勧誘の電話がかかってきた場合に、絶対に利用したくないと思う人はキッパリ断ることが重要になります。

例えば、「営業の電話は、これから一切必要ありません」と言い切るわけです。「しつこい勧誘は違法ではないの?」と思うかもしれませんが、違法とはされておらず、自主規制の範囲となっています。

自主規制ですが、大手消費者金融や各金融機関、中小でも健全に営業しているところであれば、しっかり自主規制も守っています。

しつこい勧誘は、逆にカードローンのイメージを悪くするため、守るところが通常です。もし、断ったにも関わらず、しつこい勧誘を辞めない貸金業者は、そもそも悪質な貸金業者の可能性が高いので、注意しなければいけません。

勧誘以外でも、法外な金利や厳しい取り立ても予想されるので、専門家に相談される方が良いと言えます。

勧誘を断っても消費者金融からかかってくる電話連絡がある

契約しているカードローンの勧誘をうまく断って安心していても、絶対にかかってきてしまう電話連絡があります。それは返済が遅れてしまった時の確認の電話電話連絡です。

決められて返済期日を1日でも遅れてしまうと、携帯電話に返済の意思を確認する電話連絡があります。これは勧誘ではありません。

すぐに返済する意思を伝えて返済実行すれば、電話連絡は止まります。

カードローン会社からの勧誘がしつこいからといって、カードローンの電話番号を着信拒否するのは非常に危険です。

携帯電話に連絡が着かないと自宅の固定電話に連絡があります。

返済が遅れていることを気づいていれば、自ら返済する可能性もありますが、着信拒否していることで返済の遅れに気づかずに、最終的に督促状が送られてきてしまいます。

さらに、カードローンの利用規約「新規借り入れの停止、契約の解約」の内容に、「通常の連絡方法で連絡が取れない場合」と書かれているので、電話連絡が着かないとカードローンが強制解約される可能性もあります。