どうしても1万円の現金がすぐに必要なんだけど。
クレジットカードで支払いできない口座引き落としや現金のみの買い物で、1万円~3万円ほどの少額をキャッシングされる人は多いです。
1万円でもキャッシングをすれば利息が発生するでしょ?
確かに、少しの金額でもカードローンでキャッシングすれば必ず利息は発生します。
カードローンの金利は、年18.0%や年15.0%などの表示を見て「1万円借りれば1,800円の利息が必要」と勘違いしてしまう人もいます。
しかし、1万円をキャッシングした時の利息は200円~300円程度で納まる場合がほとんどで、高額な利息は発生しません。
では、実際に1万円~3万円の少額キャッシングした場合の利息をシミュレーション結果や、すぐに返済できる金額に向いているカードローンを紹介していきます。
毎月の返済額は1,000円から返済できる
1万円をキャッシングしたら、翌月には1万円を返済しなくても良いの?
カードローンの返済で勘違いしている人もいますが、借りた金額を翌月に一括返済しなくても大丈夫です。
各カードローンで毎月の最少返済額があり、次の表に1万円と3万円の借入残高があるときの最少返済額をまとめています。
カードローン | 1万円 | 3万円 |
---|---|---|
プロミス | 1,000円 | 2,000円 |
アコム | 1,000円 | 2,000円 |
アイフル | 4,000円 | 4,000円 |
SMBCモビット | 4,000円 | 4,000円 |
レイク | 4,000円 | 4,000円 |
みずほ銀行 | 2,000円 | 2,000円 |
auじぶん銀行 | 2,000円 | 2,000円 |
住信SBIネット銀行 | 2,000円 | 2,000円 |
※限度額10万円で契約した場合
プロミスとアコムは1万円の最少返済額が1,000円と少なくて、同じ消費者金融のアイフルやSMBCモビットなどは1万円と3万円の最少返済額は4,000円になっています。
1万円を一括返済しても良いですが、毎月の返済額を抑えたい人は最少返済額さえ返済すれば問題ありません。
しかし、返済回数が増えればその度に利息が発生することは忘れてはいけません。
1万円~3万円キャッシングした時の利息のシミュレーション
キャッシングの金額が1万円ぐらいであれば、利息が数百円程度で納まると言っても、毎月の返済金額で利息は変動するので、様々な返済シミュレーションを利用して利息を計算してみました。
返済シミュレーションを利用したのは、私が利用しているカードローンであるプロミスです。実質年率は年17.8%です。
1万円をキャッシングした場合
まずは、最少返済額1,000円で返済し続けた結果の利息です。
1万円を1,000円で完済するには11回の返済回数が必要で、毎回の利息を合計すると利息総額は「898円」になります。
次に、他の消費者金融の最少返済額に合わせて、4,000円の返済金額にした場合のシミュレーション結果です。
返済金額を4,000円に上げると返済回数は3回に減って、利息総額は272円になり少なくなります。
1万円キャッシングの最後は、一括返済をした場合の利息のシミュレーション結果です。
プロミスで1万円のキャッシングを一括返済すれば、支払う利息は「146円」だけの発生になります。ジュース1杯分ぐらいの利息で1万円を借りることもできます。
2万円をキャッシングした場合
2万円をキャッシングした場合の利息は、プロミスのシミュレーション結果から分かった数値を表にまとめました。
返済金額 | 返済回数 | 利息総額 |
---|---|---|
1,000円 | 24回 | 3,884円 |
4,000円 | 6回 | 935円 |
1万円 | 3回 | 454円 |
一括返済 | 1回 | 292円 |
借入額は、1万円キャッシングした時より2倍になっただけですが、同じ1,000円で返済シミュレーションすると利息総額が5倍以上の「3,884円」になってしまいます。
返済回数が24回になる2年間で4,000円ほどの利息で済むと思えば低い利息ですが、返済回数が少なくなるように返済すれば、利息も少なくなっていきます。
3万円をキャッシングした場合
同じく3万円をキャッシングした場合でも、返済シミュレーション結果から利息を表にまとめています。
返済金額 | 返済回数 | 利息総額 |
---|---|---|
2,000円 | 18回 | 4,175円 |
4,000円 | 9回 | 2,035円 |
10,000円 | 4回 | 920円 |
15,000円 | 3回 | 683円 |
一括返済 | 1回 | 438円 |
3万円の利息総額が1,000円以下になる毎月の返済金額は、1万円以上の返済シミュレーションした場合になります。
毎月4,000円を返済し続ければ1年以内に完済できますが、支払う利息総額は2,000円を超えてしまいます。
1万円~3万円をキャッシングする時のおすすめカードローン
非常に少額な借入になる1万円~3万円のキャッシングですが、次のような理由で借入される場合が多いです。
- 給料日までの数日の生活費
- 急な友人との飲み会費
- プレゼント費用がない
- スマホ代の引き落とし費
「短期間で完済できる」「急いで借入したい」という理由でキャッシングされる場合が多いので、次に紹介するカードローンがおすすめになっています。
無利息期間がある消費者金融が良い
借入額が少額になる1万円~3万円のキャッシングであれば、短い期間で完済できる可能性が非常に高く、一括返済することも可能です。
ですので、短期間に発生する利息を限りなく少なくできる消費者金融の無利息期間がおすすめになっています。
消費者金融 | 適用期間 | 条件 |
---|---|---|
プロミス | 初回借入翌日から30日間 |
|
アコム | 契約翌日から30日間 | 初回契約 |
アイフル | 契約翌日から30日間 | 初回契約 |
SMBCモビット | なし | ー |
レイク | 契約翌日から60日間か180日間※ ※180日間の無利息期間は借入額5万円までが適用 |
|
ベルーナノーティス | 契約翌日から14日間 | 初回契約 |
ほとんどの消費者金融の無利息期間は最大30日以上の期間があるので、毎月の給料日までに完済すれば無利息期間中の利息をゼロにできます。
金利が高い消費者金融ですが、うまく無利息期間を利用すれば銀行カードローンよりも利息を抑えることも可能です。
特に、レイクは5万円までの借入額であれば180日間無利息期間があるので、一括返済できない人でも1万円~3万円のキャッシングで利息をゼロにすることができます。
無利息期間は原則初回契約者に限られてるので注意
消費者金融の無利息期間は、初めて契約された人が条件になっているので、無利息期間を過ぎた2回目以降の借入には適用されません。
7日間で完済したから、あと23日間は無利息期間は残ってるはず。
と考えてしまう人もいますが、それは間違いです。
一度無利息期間がスタートすると、期間中に完済したとしても無利息期間は消化されていきます。
無利息期間が終われば、再度無利息サービスを利用することはできませんので、通常金利が適用される借入をする必要があります。
しかし、プロミスやベルーナノーティスでは、無利息サービスを2回目以降の借入でも利用できる条件があり、プロミスは「ポイントサービスを利用する」、ベルーナノーティスは「完済後に一定期間を空ける」になっています。
今日中に借りたいなら即日融資が唯一できる消費者金融を選ぶ
「どうしても友人に会う時間までに1万円だけ借入したい」「口座から引き落としされる公共料金の2万円を当日中に借りたい」と考える場面があるはずです。
そんな当日中に借りるなら「最短30分審査」「最短1時間融資」など即日融資ができる唯一可能な消費者金融を選ぶことをおすすめします。
銀行カードローンは2018年以降は即日融資ができなくなり、信販系カードローンも即日融資は可能ですが審査は時間がかかりやすい傾向です。
消費者金融は、平日14時までに契約して振込依頼をすれば口座に即日振込がほとんどできます。
さらに、プロミスやアコム、SMBCモビットはモアタイムシステム対応銀行への振込であれば、原則24時間振込も可能です。
もちろん、自動契約機でカード発行して借りることも可能なので、当日中のキャッシングもしやすくなっています。
1万円~3万円だけならクレジットカードのキャッシング機能を利用しても良いの?
クレジットカードを持っている人で、すでにキャッシング機能を付けているカードを契約していれば、1万円~3万円のキャッシングはクレジットカードで借りても良いです。
クレジットカードのキャッシング機能の金利は年18.0%はほとんどで、消費者金融と変わりません。1万円~3万円であれば利息も毎月200円ぐらいで、気にしなくても良い程度です。
無利息期間と即日融資を重視して考えれば消費者金融はおすすめですが、どうしても消費者金融は契約したくないと思う人もいます。
「消費者金融に良いイメージを持っていない」「カードを増やしたくない」など理由はあるでしょう。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融のキャッシングは変わりませんが、クレジットカードにはデメリットもあり「カードローンとキャッシングは同じなの?3つの大きな違いを徹底比較」でも解説しています。
利息なしで1万円~3万円を借りる方法
1万円~3万円の少ない借入でも、消費者金融や銀行カードローンでキャッシングすれば、金利があるので利息が必ず発生します。
消費者金融の審査に通らなかったり、どうしても利息なしでお金を借りたり用意するには、次に紹介する2つの方法があります。
友人・家族に借りる
1万円や2万円ぐらいであれば友人でも貸してくれる場合もありますが、3万円ぐらいになると家族から借りた方が良いかもしれませんね。
友人や家族なら冗談で「利子付けて返して」と言われる程度で、ほとんどの場合利息を請求する人はいないはずです。
ですので、金の切れ目が縁の切れ目ということわざがあるように、友人や家族から借りたお金は正確に返すようにしましょう。
あと、友人や家族など個人間の貸付は利息を取っても問題ありません。詳しくは「個人間の借金は利息制限法の上限金利20%まで!?それとも109.5%!?」で解説しています。
日雇いアルバイトで稼ぐ
借りるのではなく、自らアルバイトで1万円をすぐに稼ぐ方法も有効です。特に、日雇いなど短期アルバイトであれば、すぐに現金を給料としてもらえるケースが多いです。
アルバイト代は数千円~1万円前後が多く、1万円前後を早く工面したい人には最適でしょう。
しかし、日雇いだから当日中に給料が支給されるとは限りません。日雇いでも1週間後など支払方法は様々です。
即日払いの短期アルバイトであれば当日中に給与支給があるので、給与の貰える条件も詳しく見ていた方が良いです。
不用品の売却でお金を工面する
家に眠っている不用品をリサイクルショップなどで売ると、部屋も片付いてお金も用意できるので、一石二鳥です。
しかし、どこにでもある本やCDなどを売るだけでは数百円にしかならず、1万円以上を準備するのは困難です。
状態の良いブランド品や珍しい価値のあるものであれば、1万円以上の買取価格にもなることが多いので、売却できる不用品があれば考えてみる価値はあります。
まとめ
1万円~3万円のキャッシングであれば利息を考えなくて借りても、十分完済することは簡単です。毎月の缶コーヒー1,2杯程度我慢すれば良いだけです。
おすすめの借り方も豊富で、利息を抑えたければ無利息期間のある消費者金融一択になりますが、手持ちのクレジットカードのキャッシング機能があれば使っても良い選択肢です。
もし友人や家族に借りた場合は、返済日を必ず決めて送れないように返すようにしましょう。