カードローンでお金を借りようと思っている方は、まずは契約のことを考えて、どのようにして借りるのか、どのようにして返済するのか考えている方は、以外にも少ないと言えます。
申込者の銀行カードローンについて考えやすいのがの「低金利」「大きな限度額」という面を挙げられる方が多いです。
銀行カードローンを申し込む場合は、ネット申込を利用される方が現在では多いですが、意外に便利な申込方法は「自動契約機」となっています。
カードローンの申し込みから契約まで、自動契約機のその場で完結出来て、さらに直接カード発行が出来るので、その場に備え付けているATMで借り入れることも可能です。※三菱UFJ銀行は、2022年4月1日以降テレビ窓口での新規お申込みは受け付けておりません。
「では、消費者金融と銀行カードローンは申し込み方法は違うの?」と思う方もいますが、申込から契約までの流れには、それほどの違いはありません。ローン契約機などが無い消費者金融や銀行カードローンでは、郵送でローン専用カードが送られてきます。
違いが出てくるのは、カードローン契約完了後の利用方法になります。
ローン専用カードを使って、提携ATMを利用するのは差はありませんが、ATM以外で振込融資で借りたり、自動引き落としの口座振替で返済する場合には、利用している銀行カードローンと同じ銀行口座を開設している必要があります。
銀行カードローンの口座開設の有無と借入方法
銀行名 | 申込時の口座開設 | 振込融資の条件 |
---|---|---|
みずほ銀行 | 必要 | ネットバンキング契約 |
三井住友銀行 | 不要 | 口座開設によるネットバンキング契約 |
三菱UFJ銀行 | 不要 | 他行への振込可能 |
楽天銀行 | 不要 | 他行への振込可能 |
イオン銀行 | 不要 | 他行への振込可能 |
住信SBIネット銀行 | 必要 | 住信SBIネット銀行口座への振込 |
オリックス銀行 | 不要 | 他行への振込可能 |
auじぶん銀行 | 不要 | 他行への振込可能 |
すべての銀行カードローンが、カードローンを申し込む時や、以前から口座開設をしておく必要としているわけではありませんが、実店舗を構えている銀行では、特に口座を開設していないと利用できない場合が多いです。
三井住友銀行や三菱UFJ銀行では、自動契約機がある銀行カードローンのため、自動契約機から口座を開設しなくても、契約が完了すればカード発行が可能です。
しかし、提携ATMを利用せずに振込キャッシングで借り入れを行う場合には、三井住友銀行は口座開設とネットバンキングの契約も済ませておく必要があります。
一方、ネット専業銀行では口座開設が不要なカードローンが多いです。振込キャッシングで借り入れる場合も、他行の口座でも振込が可能な場合が多くあります。
ですが、利用しているカードローンの銀行口座を開設していると、振込が可能な時間帯が24時間365日などのメリットがあり、急な借り入れが必要になった時でも、口座にお金が入金されることになります。
オリックス銀行は特殊で、ダイレクト預金などの口座はありますが、普通預金口座はありません。ですので、元から口座開設の必要がないということです。普段使っている銀行口座を登録することで、その口座に振込してもらえるようになっています。
口座不要でもローンカードで借入できる
三井住友銀行や三菱UFJ銀行、ネット専業銀行などの口座不要の銀行カードローンでも、契約完了後には、自宅に契約書類とローン専用カードが送られてきます。
ローンカードを利用すれば、その銀行ATMからお金を引き出せるようになります。利用する流れは、通常通りキャッシュカードを利用する方法と変わらず、抵抗なく借り入れすることが可能です。
銀行カードローンで、ローンカードの郵送を避けたい場合は、自動契約機のある銀行カードローンを選ぶか、みずほ銀行カードローンのキャッシュカード一体型を選択することが良いです。みずほ銀行では、契約内容書類は郵送されてくることになります。
銀行カードローンの返済方法
銀行カードローンの返済方法は、各銀行が指定する返済口座に返済する「銀行振込」、提携している銀行やコンビニのATMで返済する「提携ATM」、口座から自動的に引き落とされる「口座振替」の3種類が、銀行カードローンの返済方法になっています。
銀行振込はどこの銀行でも利用可能なのが一般的で、提携ATMも提携先のATMが返済可能なところなら大丈夫です。しかし、口座振替になると、そこの銀行口座を開設して登録をしておかないと利用できない場合が多くあり、口座がない方は提携ATMで返済する方法が一番利用しやすい返済方法になります。
自行口座が必要 | 他行口座でもOK |
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三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行 | 楽天銀行、オリックス銀行、イオン銀行、横浜銀行、新生銀行 |
三井住友銀行と三菱UFJ銀行は口座開設不要な銀行カードローンですが、口座振替を利用するためには口座解説は必ず必要になります。それ以外にも地方の金融機関では、口座振替は必須条件と考えておくのが良いと言えます。
ネット専業銀行や一部の大手地方銀行などになると、口座なしでも他行の口座で口座振替が出来る場合があります。しかし、口座振替が他行で出来る銀行カードローンでも、返済日が自由に選べなかったりの自由度は低くなることがあります。
ですので、口座開設をしている方が、借り入れや返済の両面で、選択肢が増えると言えて、ネット専業銀行でも24時間利用可能などのメリットがあります。
消費者金融の振込キャッシングや口座振替
当たり前ですが、消費者金融には預金業務などはありませんので、自社の口座はありません。
しかし、普段使っている銀行口座が消費者金融が対応しているなら、振込キャッシングや口座振替の利用が出来る場合がほとんどです。特に、消費者金融ごとに「○○銀行口座なら24時間振込可能」などの特徴があります。
ですが、実際に口座振替の返済方法となると少し面倒になり、カードローン契約後に郵送や電話連絡で口座振替する口座の登録をしなければ利用できません。プロミスでは、ネットから口座振替の登録が出来るので、便利と言えます。
登録が面倒と思う場合は、消費者金融ではATM返済される方が多く、さらに、インターネットバンキングを利用した振込の返済方法を利用する方が多いです。
銀行カードローンの口座振替による落とし穴に注意
銀行カードローンを利用される方の多くが、必然的も含めて「口座振替」をよく利用されることになり、自動的に引き落としがされて、返済日も忘れずに返済出来るメリットがあります。
さらに、口座から引き落としされる金額は「約定返済額」となっており、リボ払いの返済方式によって、借入残高の段階で毎月の返済額が変わるようになります。例えば20万円の時は4,000円、10万円までに借入残高が下がると2,000円などが多いです。
口座振替はメリットが多いように思いますが、この約定返済額のリボ払いが落とし穴になってしまっていることを、気づいていない利用者が多いです。
口座振替が落とし穴になるワケ
借入残高が減って毎月の返済額が減ると、毎月の生活費への余裕が出来て良いと考えてしまいそうですが、返済額が減ると言うことは、元金返済に充てられる金額も減るということになります。
例えば、金利「年14.5%」で借入残高20万円あった時に、4,000円の約定返済額の場合は「2,416円」が利息になります。残りの「1,584円」が20万円の元金返済に充てられます。
それが10万円の借入残高になると、2,000円の約定返済額になったとすると、利息は「1,208円」となり元金返済額は「792円」だけとなります。もし、そのまま4,000円を返済したならば「2,792円」の元金返済額になります。
約定返済額が細かく分かれている銀行カードローンもメリットはありますが、返済期間が長引いてしまうことになり、利息総額が大きくなってしまいます。
プロミスやアイフルなどの消費者金融では、約定返済額は細かく分かれていますが、返済期間中に新たに借り入れしなければ、最終の借り入れた時の約定返済額が、最終まで変わらないようになっています。
口座振替で返済を早くする対策
- 約定返済額が細かく分かれていない銀行を選ぶ
- ATMやネット返済による随時返済を活用
- 残高確認は絶対に行う
みずほ銀行カードローンや消費者金融のように、細かく分かれていないカードローンを選ぶのは手軽ですが、審査に通り契約できなければ利用できません。
どこの銀行カードローンでも、口座振替でも心がけていれば早く返済できるのが、「随時返済」を利用することです。随時返済は、提携ATMやネット返済から必要金額を入金する形で返済出来ます。
口座振替で返済している方が、提携ATMで随時返済する時は、全額が元金返済に充てられるので、かなり早く返済を早めることが出来ます。