消費者金融の審査に通ることが出来ると契約することが出来ますが、一度カードローンの契約が出来ると、再度審査などはせずに、限度額の範囲内であれば借りると返すを繰り返して使うことが出来ます。

急な出費や必要な生活費への足しの金額を借り入れると、あとは借入額を返済していかなければいけませんが、カードローンの返済方法には種類があります。

返済方法の種類
  • 提携ATM
  • 口座振替
  • 店頭窓口
  • インターネット返済

すべてのカードローンが、どのような返済方法でも対応しているかと言うとそうでもなく、消費者金融では提携ATMで返済する方法が主流になっており、口座振替をするためには、契約後に口座振替申込書を記入して手続きを行わなければ、利用出来ないのがほとんどになっています。

オペレーター

利用しやすいコンビニATMで返済する方も多いですが、意外な落とし穴に気づかずにATM返済を続けていることはありませんか?

どの返済方法を選んでも良いのですが、利息以外にも発生してしまう利用手数料というものがあり、手数料が発生する返済方法と発生しない返済方法がありますので、しっかりと契約書や各カードローンのホームページで確認した方が良いです。

コンビニATMで支払うカードローンの返済手数料

消費者金融は、初めてカードローンを利用される方が多く、比較的審査に通りやすく利用しやすいカードローンになっています。さらに、大手消費者金融であればほとんどのコンビニATMと提携しているので、すぐに返済することが出来ます。

しかし、プロミスやアコムなどの大手消費者金融のコンビニATMで返済することは、ほとんどが手数料の支払いが必要になっています。

消費者金融を利用している場合、コンビニATMや銀行ATMで返済する時には、手数料が発生することが当たり前と考える必要があります。

提携ATMと聞くと、手数料が無料のように聞こえますが、借り入れや返済がそのATMから出来るというだけの事です。

一般的なATM手数料表
取引金額借り入れ時返済時
1万円以下110円110円
1万円超220円220円

利用する時の手数料は、時間によって手数料の金額が変わりそうに思う方も多いと思いますが、消費者金融で提携ATMで返済する場合には、利用金額によって手数料が110円か220円に変動するだけです。時間外手数料は発生しません。

セブン銀行ATMやローソンATMの違うコンビニATMで返済しても、手数料の金額には違いはありません。

返済手数料と利息を比較

普段から時間外手数料や振込手数料に抵抗ない方では、一回で返済が完了するのであれば、手数料を気にされない方も多いと思います。

しかし、カードローンは元から利息がかかってきます。その上に手数料がかかってくるとなると、意外と出費がかさむ事になります。

例えば、2万円の借り入れを30日間で完済する場合、年18.0%の利息は「295円」になります。

少ない利息だなと感じてしまう方も多いと思いますが、2万円の返済手数料は216円ですので、年13%ほどの金利に相当します。もし、借り入れもATMを利用すれば同じように手数料が発生します。

あと、借入額が増えて30万円を年18%で30日間で完済された場合、利息は「4,438円」です。

提携ATMで返済する場合には手数料216円を上乗せして支払うことになるので、216円は少額に思えます。

しかし、一括返済で1回だけの返済手数料であれば良いのですが、高額な借り入れを一括返済することは困難ですので、毎回手数料が発生してしまいます。

頻繁にATM返済されている方は、利息と同じくらいの返済手数料を支払っているケースもあるので、提携ATMでも手数料が発生しにくいカードローンや、口座振替に切り替えることが重要になります。

消費者金融のATM返済手数料が無料になる方法

消費者金融で借りたお金をATMで返済する時に、手数料が無料で返済出来るケースもあります。

消費者金融の中でも「SMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンスのプロミス」は、三井住友銀行提携ATMでも手数料が無料になります。

提携ATM返済時に手数料が無料になるケース
カードローン手数料無料の提携ATM
プロミスプロミスATM、三井住友銀行ATM
アコムアコムATM
アイフルアイフルATM
SMBCモビット三井住友銀行ATM

消費者金融でも、プロミス」「アコム」「アイフル」の自社ATMがあるところは手数料が無料になっています。

さらに、プロミスとSMBCモビットはSMBCグループですので、三井住友銀行ATMで返済する場合は、手数料が発生しないようになっています。

プロミスとSMBCモビットはメディア端末の返済も手数料無料

大手消費者金融ではコンビニATM以外にも、ローソンに設置されている「Loppi(ロッピー)」やファミリーマートなどに設置されている「Famiポート(ファミポート)」など、マルチメディア端末で返済が可能になっています。

プロミスとSMBCモビットでは、マルチメディア端末で返済する時も手数料は無料になっています。アイフルでもマルチメディア端末で返済することは可能ですが、手数料は有料になっています。

マルチメディア端末で借入金を返済する場合は、ローンカードは必要でレシートを発行してから、レジで精算するようになっています。

銀行カードローンのATM返済は手数料無料が一般的

提携ATM返済時に手数料が無料になる銀行
銀行カードローン手数料無料の提携ATM
三井住友銀行三井住友銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM、ゆうちょ銀行ATM
みずほ銀行みずほ銀行ATM(平日8:45〜18:00の間)
三菱UFJ銀行「バンクイック」三菱UFJ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM
住信SBIネット銀行カードローンセブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM
スルガ銀行カードローン「リザーブドプラン」スルガ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM、イオン銀行ATM、タウンネットワークサービス
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」北洋銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM

銀行カードローンの特徴は、提携ATMでも手数料が発生しないケースが多く、返済時にあまり手数料のことを考えなくても平気です。もちろん自行ATMで返済する時も返済手数料は発生しません。

しかし、みずほ銀行カードローンでは、自行ATMでも平日の一定時間内以外では、手数料が発生してしまいます。

消費者金融で返済手数料が発生しない返済方法

コンビニATMの返済方法以外で返済をすれば、消費者金融でも手数料の発生を抑えることがやりやすくなっています。

手数料無料の返済方法
  • ネット返済
  • 口座振替

カードローンで手数料が発生しない返済方法の代表となるのが、口座から自動引き落としされる「口座振替」になります。

クレジットカードや公共料金の支払いでも、口座振替をされている方が多いと思いますが、その支払いの時も手数料が発生しないのと同じです。

大手消費者金融であれば、後から手続きさえすれば口座振替に切り替えることが出来るので、必要金額だけ口座に入れておけばいい手軽な返済方法です。手数料も発生しないので、手続きされる方がいいと思います。

もう1つがネットバンキングを利用した「ネット返済」で、いつでも手数料無料で返済が可能になっています。

消費者金融でも利用可能になってきたネット返済ですが、ネット返済も手数料が発生しませんが、消費者金融では、まだプロミスとアコムのカードローンだけがネット返済に対応している状況です。

口座振替は、約定返済日に約定返済額しか返済できませんが、ネット返済ならいつでも手数料無料で、余裕のあるときに多く返済出来る「繰り上げ返済」「一括返済」でも手数料無料で利用できるようになっています。

銀行カードローンでネット返済する場合は、同じ銀行のネットバンキングしか利用できないのが通常ですので、口座開設をしてから登録するようにしましょう。