お金を借りる必要があり、インターネットでローンの事を探していたり、街中を買い物してローンのパンフレットを見てみると、各金融機関で様々なローン商品の種類を用意していることを目にします。
よくテレビCMや電車の広告などで見かけるカードローンは、皆さんもどのようなローンなのか、分かっている方も多いですが、フリーローンや目的ローンとの違いが分からなかったり、そもそも違うローンなのかという疑問を持たれる方も多いです。
カードローン、目的ローン、フリーローンの3種類は違うローン商品となっており、使用目的や利用状況によって使い分けなければ、損をしている可能性もあります。
目にする事も多いが意外と知らないローンについて、比較回答していきます。
カードローンとフリーローンの大きな違い
カードローンもフリーローンも多くの方が利用されるローン商品ですが、カードローンとフリーローンが一番大きな違いになるのが「追加融資」が可能であるのかという点になります。
他にも様々な違いや似ている点があるので、下記の表にまとめました
項目 | カードローン | フリーローン |
---|---|---|
追加融資 | 可能 | 不可能。再審査 |
金利 | 高め | 低め |
最大限度額 | 500万円〜1,000万円 | 300万円〜500万円 |
審査基準 | 厳しい | 比較的甘い |
審査回答 | 最短即日 | 翌営業日以降〜1週間程度 |
必要書類 | 本人確認書類と収入証明書 | カードローンより多い |
カードの有無 | あり | なし |
返済方法 | 選べる | 口座引き落とし |
返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 | 元利均等(定額)返済方式 |
使用目的 | 自由 | 自由 |
カードローンは、申し込みをして審査に通り契約すると、契約した限度額内であれば、借入と返済を繰り返し利用できる「追加融資」が可能になっています。
一方でフリーローンでは、申し込みをして審査に通り契約すると、契約した金額を一括で借り入れることになり、使用目的に使うことになります。
返済をして借入残金が減ってきても、同じ契約で借り入れは出来ず、新たに申し込みから契約を交わす必要があり、追加融資は出来ません。
追加融資のことだけを考えると、いつでもすぐに借り入れを出来るようにしたい方は「カードローン」が向いています。しかし、フリーローンの方が金利は低くなるので、なるべく金利を抑えたい方は「フリーローン」が向いていることになります。
限度額を見てみると、カードローンの方が最大限度額が大きいことがほとんどです。限度額に余裕があると安心して利用できると考えますが、カードローンで大きな限度額が契約できるのは稀になります。
収入の多さで変わりますが、消費者金融であれば50万円以下、銀行カードローンであれば100万円前後に収まることになると考えてください。
しかし、フリーローンの融資できる最大額は少なく見えますが、200万円以上借りることも十分に可能になっています。私はそれほど収入が多い部類に入りませんが、地方銀行のフリーローンで250万円を一括融資を受けた経験があります。
カードローンで初めての契約で、250万円の限度額を契約するのは大変なことになります。
使用目的については、カードローンとフリーローンでは多少の違いはありますが、原則自由になっていることがほとんどになります。
フリーローンと銀行カードローンの場合は「事業性資金」への使い道は原則禁止となっています。消費者金融の場合は「事業性資金」でも使える場合がほとんどで、個人事業主の方は利用しやすいカードローンになっています。
使用目的「自由」でも書類が増える
カードローンもフリーローンも使用目的が自由になっていますが、フリーローンと言いながらも使用目的を明確にすることで利用できるようになります。
- 家具・インテリアの購入費
- パソコンやテレビなどの電化製品購入費
- 国内・海外旅行費
- 引っ越し・住み替え費用
- 冠婚葬祭費用
- 様々な運転免許取得費用
フリーローンの主な使用目的になるのが、上記になります。
フリーローンを申し込みする場合は、利用目的に応じたパンフレットや見積書の提出が必要になり、カードローンよりも書類が増えることになります。
さらに、家電や家具を購入された時に発行される領収書を、後日、提出することになるので、他に使うことが出来ないことになります。
自由なフリーローンでも、利用目的があることで金利を抑え、融資額を大きくすることができるようになっています。
目的ローンは限定的な利用目的で金利を下げる
フリーローンも限定的な利用目的を証明することで利用できるようになっていますが、目的ローンも限定的な目的で利用できるようになっています。
そもそも目的ローンとは総称で、各金融期間の目的ローンには「マイカーローン」「教育ローン」「ブライダルローン」などのローン商品が用意されています。
この目的ローンはフリーローンよりも金利が低く設定されていることが一般的で、使用目的が目的ローンと合致しているのであれば、フリーローンよりもお得に利用できます。
三井住友銀行を例に挙げると、フリーローンの変動金利は「年5.975%」になっています。目的ローンのマイカーローンでは「年4.475%」になっており、教育ローンでは「年3.475%(無担保)」になっています。(2018年3月時点)
三井住友銀行カードローンも金利が低いカードローンとして有名ですが、「年4.0%〜14.5%」の金利にんっており、フリーローンや目的ローンと比較すると高くなってしまいます。
カードローンのメリットは早い借り入れ
カードローンとフリーローンなどの違いを見ると、カードローンが劣っているように思ってしまいがちですが、借り入れを急いでいる方は「カードローンが断然有利」になります。
フリーローンなどは、書類を用意するだけで少し手間が増えることになり、さらに審査に時間がかかることが一般的です。
銀行カードローンの場合は、最短で翌営業日の本審査通過の連絡が入れば、すぐに利用できるようになっており、すぐにカード発行が出来るローン契約機がある「三井住友銀行」と「三菱UFJ銀行」が素早く借り入れすることが出来ます。
さらに、急いで借り入れを希望している方は、消費者金融のカードローンがオススメになります。プロミス、アコム、アイフル、SMBCモビットの大手消費者金融は審査時間も短く、プロミスやアコムであれば審査時間は最短30分になっています。
消費者金融であれば、最短即日融資が可能になっており、申込から借り入れまでネットで終わらせることが出来る「ネット契約」も可能で、借り入れはネットキャッシングが出来るので、わざわざ店舗に出向く必要はありません。
しかし、平日14時以降や土日祝日のネットキャッシングは出来ないことがほとんどですので、大手消費者金融であればローン契約機があるので、平日14時以降や土日でも契約とカード発行が出来ます。
カードがあれば、提携コンビニATMで借りることができるので、いつでも利用可能になります。