物を買うのに、クレジットカードを利用してお金の支払いと立て替えてもらうのと、消費者金融のカードローンでお金を借りるのには、違いがあるのか疑問に思う方も多いです。

クレジットカードとカードローンには根本的な違いがあり、違いを分かって使わないと、損をしたり上手く利用できない場面になってしまう可能性もあります。

クレジットカードで買い物する際には、直接的には現金を借り入れているわけではありませんが、お金をその場で工面し後から支払いするというと、借りているような状態ですので、それぞれの違いはそれほど無いかもしれません。

しかし、詳しい金利や限度額などから皆さんが持っているイメージなどを見てみると、意外と違いが見えてきます。

カードローンとクレジットカードの4つの違い

クレジットカードとカードローンの違いを理解する上では、4つの主な違いがあることになります。

主な違い
  • 発行会社が違う
  • 適用される法律が違う
  • 立て替えと融資が違う
  • 金利が違う

4つの違いさえ分かれば、あとの細かい違いは気にする必要はありません。

カードの発行会社が違っている

カードローンと言われると思い浮かべるのが、昔からのイメージである「消費者金融」や、現在では「銀行」などの金融機関となるはずです。

一方で、クレジットカードと言われると出てくるのが、「セゾン」や「オリコ」や「三井住友カード」などを思い浮かべるのではないでしょうか。

クレジットカードを取り扱っている会社を「信販会社」や「信販系」などと分類されます。

ココが違う!!
  • クレジットカード:信販会社が発行している
  • カードローン:消費者金融や銀行が発行している

カードローンとクレジットカードの住み分けはありますが、信販系が発行しているカードローンも多くありますが、銀行系のクレジットカードをあり、双方で幅広く取り扱われています。

大手消費者金融では、アコムが「ACマスターカード」というクレジットカードを発行していますが、それ以外の消費者金融では、クレジットカードは存在しません。

適用される法律が違う

カードローンは、カードローン会社と契約することでお金を借りることが出来るようになります。ですので、融資を受ける形でお金を借りることになります。

このカードローンの融資には「貸金業法」が適用されることになります。

一方で、クレジットカードは融資を受けて買い物をするのではなく、クレジットカードを使って商品を購入して支払いをするようになっています。

クレジットカードは、支払い回数を決めて購入することになるので「割賦販売法」が適用されるようになっています。

「割賦(かっぷ)」という言葉の意味は、回数を分けて支払うという意味になっているので、クレジットカードの支払い回数は「1回、2回、3回」「ボーナス払い」など様々あります。

ココが違う!!
  • クレジットカード:割賦販売法
  • カードローン:貸金業法(銀行除く)

貸金業法には、過剰融資を防止するために年収の3分の1までかし貸付できない「総量規制」という決まりがあり、貸金業者は3分の1を超えるような貸付をしてしまうと罰則を受けることになります。

しかし、割賦販売法は融資ではありませんので、総量規制の対象ではありませんので、クレジットカードのショッピング枠の上限には決まりはありません。

ですが、クレジットカードで異常な買い物をされて悪用されても困るので、年収の3分の1や2分の1までが上限になります。

立て替えと融資が違う〜カードローンで直接買うことが出来ない

クレジットカードとカードローンは適用される法律が違うので、直接的に商品を購入できるか購入できないかが違います。

クレジットカードで現金を引き出すことは出来ませんが、商品を直接購入することが出来ます。しかし、カードローンはお金を借りることが出来ますが、カードローン自体で直接、商品を購入することは出来ません。

もし、同じ商品を購入することを検討していると、それぞれの購入の流れが変わります。

クレジットカードで商品を購入する流れ
  1. 買い物先でクレジットカードを出す
  2. その場で支払い完了
  3. その後、クレジットカード会社に代金を支払う
カードローンで商品を購入する流れ
  1. 欲しい商品があるが購入できない
  2. ローンカードで提携ATMで購入資金を調達
  3. 調達した資金で直接商品を購入
  4. 返済はリボ払いが基本

2つの商品を購入する流れを見ても、クレジットカードの方が非常に簡単に商品を購入することが可能になっています。

直接買える商品であれば、クレジットカードが断然に利便性が高いので、カードローンは不便に感じてしまうでしょう。

金利が違う

クレジットカードで買い物する時に、支払い方法を分割払い(3回以上)を利用すると金利から計算される「手数料」を取られるようになっています。

カードローンの場合は、お金を借りた日数に応じて金利から計算される「利息」を取られます。

クレジットカードの場合は利息とは言わず、手数料と言いますが、基本的なことは一緒です。

しかし、適用されている金利の幅に違いがあり、クレジットカードの分割払いの実質年率は「12%〜18%」が一般的で、カードローンでは消費者金融で「年18.0%」、銀行カードローンで「14.0%」が上限金利になります。

クレジットカードとカードローンの実質年率(上限)
種類年率
クレジットカード12%〜18.0%
銀行カードローン14.0%〜18.0%
消費者金融18.0%

クレジットカードの分割払いは回数が増えると、金利が高くなり手数料が増えるということになります。あと、分割払いではなくリボ払いで支払うと、金利は15.0%や18.0%の固定金利になります。

クレジットカードのキャッシングとカードローンに違いはない

クレジットカードを申し込む時に、絶対に見ることがあるのが「キャッシング機能の有無」の項目です。

クレジットカードのショッピング枠の中に、キャッシング枠を付けることが出来るのですが、キャッシング機能は、カードローンと同様に直接買い物が出来ないようになっています。

キャッシング機能は、クレジットカードを提携ATMで利用してお金を借りれる機能です。

クレジットカードながら、キャッシング機能に適用される法律は「割賦販売法」ではなく、お金の直接的な貸し借りの融資になりますので「貸金業法」となります。

クレジットカードとカードローンのどっちがお得に買い物出来るのか?

お得に利用できるか比較する場合に、分かりやすいのは「金利」を比較すると手数料や利息が違ってくるので、お得か損をしているか分かります。

金利の違いを比較すると、クレジットカードが一番低い金利になっているので、本当にクレジットカードがお得になるのか計算してみたいと思います。

カードローンの利息を計算する方法は簡単で、下記のようになります。

カードローンの利息の計算

借入残高×(金利÷100)×利用日数÷365日=利息

しかし、同じようにクレジットカードの実質年率で計算しても、手数料と合わないことになります。

あくまでも、1年間で商品代金を支払わなかった時の金利になっているので、毎月商品代金を支払うので手数料は低くなります。

楽天カードの分割払い手数料
支払い回数実質年率100円あたりの手数料
3回12.25%2.04円
5回13.50%3.40円
6回13.75%4.08円
10回14.50%6.80円
12回14.75%8.16円
15回15.0%10.20円
18回15.0%12.24円
20回15.0%13.60円
24回15.0%16.32円
30回15.0%20.40円
36回15.0%24.48円

実質年率から計算するのではなく、クレジットカードには「100円あたりの手数料」や「割賦利率」など分かりやすい手数料の表示があるので、そこから計算します。

では、クレジットカードとカードローンの手数料と利息の違いを比較します。

10万円を10回の分割払いで買い物したクレジットカードと、10ヶ月で完済したカードローンの比較です。

手数料と利息の比較
  • クレジットカード「14.5%」:6,800円の手数料
  • 銀行カードローン「14.0%〜18.0%」:6,523円〜8,429円の利息
  • 消費者金融「18.0%」:8,429円の利息

銀行の中でも低い金利のカードローンを契約できれば、一番低い利息でお得に買い物を出来る可能性があると思いますが、商品を直接納入するのであれば、手数料が抑えやすいクレジットカードがお得となります。

それぞれのメリットがあるので利点を活かそう

金利だけを見ればクジレットカードがお得になるかもしれませんが、金利以外にもそれぞれのメリットがあり、利用する場面で利点になるので使い分けることがオススメになります。

カードローンのメリットは現金借入が出来る

カードローンの最大のメリットになるのが「現金を借りることが出来る」という点です。

クレジットカードでは現金を借りることが出来ないので、商品を購入することしか出来ません。

カードローンでお金を借りれば、商品を購入することはもちろんですが、冠婚葬祭に持っていく祝儀や香典の費用など、クレジットカードが利用できないお店でも買い物が出来るという点です。

利用目的は自由ですので、お金を使う場面では、どこでも活躍できるカードローンなので、利便性は非常に高くなっています。

クレジットカードのメリットは非常に多い

クレジットカードのメリットを簡単に書くと、カードローンに無い部分のすべてがメリットであり、特典や優遇される利点が数多くあります。

メリット
  • マイルやカード、ショップに応じたポイントが貯まる
  • 万が一の商品の盗難や破損の補償が出来る
  • 付帯保険があれば病気やケガの補償も可能
  • 海外で現地通貨を調達出来る
  • 海外でクレジットカードで買い物出来る
  • カードのランクでステータスが証明できる

商品を購入することだけに特化しているクレジットカードですが、それに付随する特典は非常に優秀です。

クレジットカードで購入した時に「0.5%〜4%」などのポイントを貰うことが出来て、次の買い物時に利用することも出来ます。実質的な値引きが可能になります。

その時に購入した商品が、窃盗されたり破損した場合に、保証してくれるサービスがあるクレジットカードもあり、海外でも適用されることが多いです。

カードローンでは、カードを見ただけでランクの違いや限度額は分かりませんが、クレジットカードは「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」などのランクがあり、見ただけでその人のステータスの大きさが分かります。

それが海外での証明にもなるので、カードでのサービスも変わってくることになります。

番外:海外利用はクレジットカードの圧勝

海外旅行される方は昔に比べると、かなり多くの方がされるようになりました。特に近場のアジアや格安な飛行機を利用されることも多いです。

旅行先でお金が足りなくなって、しかもクレジットカードが使えないお店などがある場合に、大変便利なのがクレジットカードのキャッシング機能です。

海外のATMを利用して引き出す感覚で、キャッシング出来てしまいます。この機能は消費者金融のカードローンにはありませんので、海外で万が一の事があるとクレジットカードの圧勝となります。

クレジットカードとカードローン審査の違いは?厳しい審査はどっち?

代金の立て替えと融資の違いがあるクレジットカードとカードローンですが、申込をすると両者ともに審査が行われます。

審査に通らなければ、クレジットカードもカードローンも発行されないので利用できません。

審査内容や基準には違いがあるのでしょうか。

審査内容は同じ!けどクレジットカードは基準が低い可能性が

契約者に対してお金を用立てるという点では違いがありませんので、審査内容に違いは全くありません。

審査で重要視される点
  • 返済能力
  • 信用情報

安定した収入があり返済能力が十分あることが証明できて、過去の信用情報にもキズが無ければ、両者の審査に通る可能性は非常に高いです。

しかし、クレジットカードの場合は、商品代金を立て替えているという点から、完済するまでの期間中は担保として商品はクレジットカード会社にあります。

一方でカードローンは、無担保融資ということから担保を申込者から必要としていないのと、現金を貸し出して利用目的が広いということになります。

ですので、クレジットカードの方が審査基準は低く、カードローンは審査が厳しいとなります。

あくまでも一般的なクレジットカードであり、ランクが高いカードになると、非常に審査が厳しく、一定以上の収入が無ければ審査に通るのは難しいです。

キャッシング枠を付けると審査は厳しくなる

クレジットカードでもお金を借りることが可能になる「キャッシング機能」ですが、キャッシング機能を付けるとカードローンと同じ融資の審査になるので、審査は厳しく、カードローンと同等の審査基準になると考えてください。

買い物目的だけでクレジットカードを利用するのであれば、厳しい審査を受ける必要もないので、意味のないキャッシング機能をつけて審査に落とされると、クレジットカードも利用できません。

十分に考えてから、申し込むようにしましょう。

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